今まで勉強したことや、見聞きしたことを綴ります(再掲もあり)。
間違いや未熟さ等につきましては、ご容赦くださいませ。
高齢者にとって、非常に多い疾患のひとつに、脳梗塞があります。
脳梗塞は、対応が早いほど、予後が良いです。
すぐに受診できれば、点滴などの対応で、
その後の後遺症なども、最小限に抑える事ができる場合もあります。
では、どのような症状がみられるでしょうか?
なんだか、いつもと違う、おかしい、というのは、非常に大事な感覚です。
何か変と思ったら、よく観察してください。
(※医学的見解ではなく、介護現場で遭遇してきた事例です。)
①表情が硬い、無表情。どちらかの口角が下がる。
②食事をこぼす。
③箸などを落とす。
④よだれが垂れる。(普段はないのに)
⑤ろれつが回らない
⑥座っていて、体が傾く
⑦まっすぐ歩けない
⑧両手を上げると、どちらかの腕が下がる
⑨手足のしびれ、麻痺がある。感覚がない。
⑩いつもと違う行動・言動をする。
よだれが垂れる、ろれつが回らない、まっすぐ歩けない、
麻痺がある(どちらかの手足が動かない)のうち、
一つでも該当する場合は、すぐに脳神経外科を受診してください。
麻痺と、ろれつが回らないのであれば、すぐに救急車を呼んだ方がいいでしょう。
主治医がいる場合は、すぐに連絡をして、指示を仰ぎましょう。
上の状態が、複数ある場合は、受診をお勧めします。
ちなみに、脳梗塞の場合、痛みの訴えは、今までありませんでした。
本当に、何か変よね?程度の違和感から発覚することが多いです。
自覚症状はないことが多かったです。
また、認知症の方は、体調によっては、座っていて体が傾くことは良くありますが、
普段はないのであれば、主治医に相談した方がいいかと思います。
救急車を呼ぶべきか、判断に迷う場合は救急医療相談の窓口に相談しましょう。
http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/qq7199/
何でもなければ、良かったねと笑えばよいのです。
脳梗塞への対応はスピードです。
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