今まで勉強したことや、見聞きしたことを綴ります(再掲もあり)。
間違いや未熟さ等につきましては、ご容赦くださいませ。
褥瘡(じょくそう)とは、いわゆる床ずれというもので、
長時間圧迫された箇所の血流が悪くなり、皮がむけて傷になったり、
潰瘍や水泡ができるなどして浸出液がでてきたり、
もっと悪化すると潰瘍がえぐれていき、傷が深くなっていきます。
※潰瘍(かいよう)とは・・・皮膚・粘膜・角膜などにできる、深部にまで及ぶ組織の欠損
寝たきりの方や、栄養状態が悪い場合は、褥瘡になりやすいため、気を付けなければいけません。
介護現場では、褥瘡ができてしまったら、自分たちのケアや観察が足りなかった、悪かったと反省します。
褥瘡はあっという間に悪化します。
ちょっと赤いなあと思ったら、皮がむけて、放っておくとどんどん悪化します。
最近は褥瘡予防や、褥瘡対応のマットも随分いろいろあります。
自動にマットが動いて、体圧を分散できるものもあります。
湿っている状態もよくありませんので、夏の暑い時などは、マットを涼しくする機能なんかもあります。
(いろいろ便利になりました)
ケアとしては、2~3時間おきに、体位交換の介助をします。
自分で寝返りが打てるのなら、褥瘡はできませんから、
介護スタッフが必要であれば24時間の中で何度も、体の向きを変える介助をするわけです。
また、暖めるのも効果的です。
褥瘡は、仙骨やかかとに非常にできやすいです。
一度できた褥瘡は、治るまでは根気のいるケアが必要です。
医療と介護でしっかり連携しなければいけません。
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