今まで勉強したことや、見聞きしたことを綴ります(再掲もあり)。
間違いや未熟さ等につきましては、ご容赦くださいませ。
介護が必要な状態になった時、病院に行くのはなかなか大変です。
病院へ行くための準備、移動、待ち時間、、、
大きな病院なら、半日かかることもありますよね。
また、いろんな病院にかかっている場合も、通院が苦になっていくこと、よくあります。
在宅医療とは?
自力での通院が困難な場合や住み慣れた自宅等の生活の場で医療を受けたい場合に、医師などが自宅等を訪問して看取りまでを含めた医療を提供するものです。(札幌市HPより)
在宅医療の先生には、本当にお世話になっています。
在宅医療の私が考えるメリットは以下の点です。
①先生が自宅に来て診察してくれるので、病院に行かなくていい。薬も自宅に届く。
(検査の時などには行く必要があります)
②休みや夜間の緊急時や急変時に相談ができる
③介護の事も交えて相談ができる
④入院の必要がある場合は、迅速に対応してくれる
⑤自宅での看取りができる
デメリットは、料金が外来受診よりも高い、ということでしょうか。
在宅医の先生と、うまく連携していくためには、
以下の点を注意しています。
①普段の様子の把握と、その報告
(食欲、水分摂取、睡眠、排泄、言動など)
②変化がある場合は、何がどういつもと違うのか?いつから変化したのか?
③バイタル(血圧、脈、熱、など)
また、血圧が高いということだけではなく、めまいやふらつき、頭痛などはないか?
発熱時は、喉の痛みや咳、関節痛などないか?など、
一つの情報だけではなく、トータルに観察したことを報告できるように心がけています。
慌てず、冷静に、観察して、その場にいない人にも理解できるよう具体的に、報告をすることが大事です。
いつもの診察時に、普段の様子、心配な事、今後どうなる可能性があるのか、
どんなことが起こったら、緊急時として連絡できるのか、
など、率直に質問してください。
経験豊富な在宅医療機関の皆さんは、多くのケースを経験してきていますから、
適切なアドバイスをしてくれるはずです。
また、有料老人ホームや施設、グループホームなどにも
いろいろ行っていると思いますので、介護の相談をしたら、良い情報が得られると思います。
ただし、先生方もたくさん回ったりしないといけないので、
長時間の相談は難しい場合があります。
報告事項や相談はメモで箇条書きにしておくなど簡潔にしたいところです。
改まっての相談がある場合はその旨伝え、別な日に診療所に行くなどすると良いでしょう。
在宅医療は、在宅介護の心強い存在になるはずです。
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